退屈… 頭が薄くなった校長の話を聞きながら私は体育館の大きな窓を眺めた。 木の枝には二匹の雀がいた。 「今空はどうしてる?」 聞こえない位の小さな声で鳥に向かった話した。 聞こえる訳無いじゃん… 自分で自分のやった行為を馬鹿にしながら私は溜め息を漏らした。 「速く終わんないかな」 少し苛々しながらも、ようやく終了式は終わった。