「泣いちゃ駄目!!」 その声はお父さん?? 「大丈夫!我慢して、怖くないよ…落ち着いて話して…」 えっ… 春兄ちゃんと話すの? 「そうだ…春が何の為に来てるのか分かるさ!大丈夫、お前なら出来る」 本当…? お父さんの言葉信じるよ? 「落ち着いて話を聞くんだ…諦めちゃお前が困るぞ?」 そうだ。 泣いたら何にもならない… 何も残らないんだ… 私は一呼吸した後、 自分から玄関まで行き、ドアをあけた。 …大丈夫… 落ち着いて…話す。 私は春兄ちゃんと話した。