空は睨んだ。


「何よ?」


「何か不満でもあるか?」


嫌…別に。


「四時間も待たされて、へこたらてんのかぁ?!」


「だって、検査だけで四時間もかからないでしょ??」


空は様子を伺う様に言った。



「俺が嘘ついてるとでも思うのか?」


そうです。

とは言えなかった。

何故なら、あの時…

空を信じると決心した事を思い出したから。


「ごめん…空を信じるよ…」


「…嫌、俺こそ…ごめん」

























暗い空気が私たちを冷たく包んだ…