空との残り少ない朝が始まる。 「何か飲み物いる?」 「水が欲しい」 私は病室に置いてある、小さな冷蔵庫から空が好きな水を出した。 「どうぞ」 「ども…」 空は細い腕でペットボトルに入ってる水を、一気飲みした。 「はぁ!上手い!」 空はそう言って伸びをした。 そして、空の係りの看護師が検査の為、やってきた。