「座る?」

え?

「空いてるし」

いつの間にか電車に乗っていた

「そうだね」




んーやっぱり置いてこればよかったかな この絵

「あーほんまにでかすぎ」

同じこと考えてるし

「仕方ないって何回も言ったでしょ 持ってるのは私なんだし」

「なら持ったる」

「あっ」

おぉーなんか開放感









「ここどうぞ」

その声で気づいた

いつの間にかうとうとしてたようだ

ユウリが席を譲っているところだった

「ありがとう」

と言っておばさんが私の横に座る


「ユウリ」

「ま 気づいた人が譲れば話が早いし てか今日は次の駅で降りさせていただく」

「んー?デート?」

「まっさか 男は好きじゃない 気になるならついてきてもいいけど」

「えー今日は塾だしいいや」

「だと思った じゃエリ またあした」

「うん またあした」