心霊現状調査クラブッ

キーキー ギャーギャー



まるで野良猫のケンカのようだ…




こんなやりとりが5分ほど続いた。

その間 誰もツッコミは入れなかった。


というより、この2人にツッコんだらめんどくさそうなので あえて誰もツッコまなかったのだろう。








「ハァ　ハァ……そもそも 心霊現状だなんて 非化学的なんですよッ!!!!
そんなのに　マジになってバカじゃなぃんですかッ!!!!」


「Σんだとぉ――ッ!!!　ハァ　ハァ……」




2人ともノンストップで言いたいことを言い合ったのでゼェハァ と息が上がる。






「よぉーし 2人ともそこまでだよ。 」



とようやく翼がケンカの仲裁に入ったが



「「なんだよッ!! なんですかッ!!」」




李衣香と真琴が見事にハモりながら キッと翼を睨む。


Σえぇーι




「なにって言われても…ι
部員同士でケンカは、よくないよ…
ねぇ～？ι」



どぅどぅ と2人をなだめる翼。


だが、今の発言に李衣香はハッとした。



「ちょっと なんでさっきからあたしがこの部活に入るみたいになってるんですかッ!？」




今度は翼に向かって怒鳴る李衣香。



「えっ、 入らないの？」



翼はキョトンとした顔でたずねてきた。



「当たり前です。」



キッパリと突き返す。