心霊現状調査クラブッ

「あの あなた達は本気でこんな馬鹿げた部活をやってるんですか? だとしたら、アホですよ。」




ストレートかつ直球な李衣香の問。


もう 李衣香の言葉に遠慮というものは、なかった。




「Σお前 ストレートに言っていいもんと悪いもんがあんだろッ!!
俺だってすきでんなコトやってんじゃねぇんだよッ!!」



またしても真琴がすかさずツッコむ。



「Σ えぇーッ!! そうの まこっちゃんッ!? 俺 スゲーショックだわ…(泣)」



真琴の言葉を聞いてガビーンと昭和のリアクションをとる翼。



「あっったりまえだッ! 俺は美琴が入るって言うから付き添いで入っただけだッ! じゃなかったらこんなオカルト部、だれが…―ッ!! (ぞっι)」



真琴は悪寒が走り バッと振り返ると…


そこには、ニッコリと笑っているがドドドス黒いオーラを放つ杏斗がいた。


「翼はともかく 俺が ・・・
この俺が作った部をバカにする気か?
うぅ~ん 真琴?」


「この俺」と繰り返し言ったところを強調する杏斗。


メガネが光って瞳が見えない…。


この人の目は直視できない…。


いや できないくてよかった。


もし目が合うようなことがあれば石化してしまいそうだ。