風呂からあがり、急いでリビングに向かった
部屋が荒らされていた


人がいないような、そんな感じがした。


「お母さん…?」


呼んでみても返事がない。


ある一室に見てみると、暗くてよくわからないが、親たちが寝ていた。

「なんで、ここでみんなして?」


電気を点けようとしたら、急に暑いものが身体中に走った


「…?」

ゆっくり見ると、胸から血が流れていた


「う゛っ…」

小さく呻くと、そのまま力が抜けていった


意識が朦朧とする中、男が後ろにいた。


その手には拳銃が握られている