それから遊園地に行き、いっぱいはしゃいだ。

この時ばかりは、あのことを忘れていた


閉園時間までおり、泊まることになった。


「お母さん。ありがとう」

「お礼なら別にいいわ。
逆にこっちがお礼を言いたいぐらいよ
おやすみ」


「おやすみ」


そう言って、部屋に戻った。


これで泥棒が家に入っても、大丈夫。私は死なない。


安心からか、今晩はゆっくり、深い眠りについた。