数分の中断の後、再開された競技。 ついにこの瞬間がやってきてしまった。 ううっ……。 涙を呑んでスタートラインに立つ。 こんな時でも笑顔でいなくちゃならない。 アイドルってこんなに大変なんだ……。 「それでは位置について、よーい、スタート!!」 もうどうにでもなれ!! 半ばヤケになりながら足を踏み出した。