「大丈夫だよ、ヒカちゃん。

僕が二人にはメール送るから☆」


あたふたしている私を安心させるように由依が言った。


『そっか、その手があったんだった!!』


ケータイの存在すっかり忘れてた……。



「早く行かないと遅れちゃうよ?☆」


『あっ、待って!!』


先に駆け出した由依を急いで追いかけた。