私こそ光る☆君 ~体育祭編~

『遥!!

自分で歩くから降ろして!!』


「うわっ、ちょ……!!」


『ぎゃっ!!』


両足をバタつかせて暴れると落ちそうになり、慌てて遥に抱え直される。

なんとか落下を免れたものの、


「急に暴れるなっ!!」


と遥にきつい叱責をくらってしまった。


『うっ……』


肩を震わせ、言葉をつまらせる私。

その声を聞いて遥は内心激しく動揺した。


(まずい、ちょっとキツく言い過ぎたかもしんねぇ……!! ←by 遥)


そんな遥の背中に向けて私が次に発した言葉は……?