『ごめんね』

松本くんが俺の方を向い

て謝りました。俺一人が

何も分かっていないこと

を察したのだと思います



「あの…、僕は席を外し

た方がいいでしょうか?



『大野くんにもいて欲し

い。これから話をしてい

く上で大野くんにも聞い

ておいて欲しいんです』

おじいさまもじいちゃん

からも特に異論はありま

せんでした。

『あの箪笥に手紙を入れ

たのは亡くなる少し前で

す。大野くんのおじいさ

まが家を離れた後だった

みたいです』

そして、松本くんは相葉

雅紀さんの話を語り始め

ました。

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