『もういいですー!!』 フンッ!っとあたしが顔を背けた瞬間……翔平があたしの腕を引いて抱きしめた。 へっ? な、なんでですか? 『………して』 翔平が何かを言ったけれど風の音で聞き取れ無かった。 『ごめん。もっかい言って?』 『結婚して』 えっ……? えぇぇぇ!!?