俺は思わず柚の喧嘩を見ていた。 無駄のない動きに強く響きそうな蹴り。 たまに目を光らせていてただ者ではないような感じだった。 やっぱ柚なんか隠してるよな。 今日、聞き出してやるよ。 待ってろよ。 (誰にいってんだよ…) 「おい、何喧嘩してんだよ」 『うざかったから?』 平然とした顔で俺に言ってきた。 「なんでこんなやつらいんだよ」