「早くシャワー浴びてこいよ」

「…」

ママの彼氏が乱暴にアタシの腕を掴む。

「…いやっ」

「梨香子が帰ってくるまえに!」

アタシの肩は怒鳴られた事でビクッとあがる。

「いや…」

アタシは抵抗する
毎日、無駄な抵抗をしてるんだ…。



「じゃあこのままでいいわ」
「……っ」


床に倒れ込み
アタシはまた汚くなっていった。




「…先生…」

つぶやいた。
先生に聞こえるはずも
届くはずもないんだけどね、