「…あのー、なぜ?」
「は?なにが?」
冷たい視線とともに冷たい言葉が胸に突き刺さった。
「いや…なんで、そんなこと聞いたのかなーと思いまして」
自然と敬語になってしまう。
なんか王子様ってカンジなんだもんな……。
「…ほとんどの男に、ああやって話すのかなっておもって」
それは…
どーゆう意味で?
と考えてみながら口に出せないあたし。
「あとさぁ、後で俺の部屋来てくんねぇ?」
「…っななんで!あたし?!」
「いや…夕飯作ってもらおうとおもって……あとわざわざ他の女呼ぶとキャーキャーうぜぇし」
あたしに夕飯作れと…!?
わざわざ部屋に来いと…!?
言い訳をしようと思ったが…
「…朝のこと忘れてねぇよな?」
…っあ。
そうだったぁ…。
朝ギャル男から助けてもらったんだっけ……?
ってことは…
借りがあるんじゃん!!?
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