狼彼氏×天然彼女












あれから1ヶ月…



毎日ダンスの

練習、練習、練習。



いつになったら終わるんだよ…


って思いながら、あっという間に1ヶ月は過ぎてしまった。





「えー…では!今日は年に1回の大事な大事なイベント!
栗丘高校とのパーティーです!」



全校生徒が体育館に集合し、体育館はすぐ生徒で埋め尽くされた。





「このパーティーって全校生徒でやるんだっけ?」



修夜がふと言った。



「いや、レディクラに入ってる女子と特別寮に入ってる男子だけじゃね?」


「じゃあ俺らも?!」




さすが洸太。


しかも特別寮
入ってる男子って―…




「舜もだよ♪」

「…めんど」



修夜は何でんなにテンション高ぇんだよ…。


洸太はさっきっから“にこにこ”してんしよ。




「でも洸太はどーすんの?」

「なにが?」

「奈留ちゃんだよ」

「奈留がどーした?」



何気に“奈留”って呼び捨てになってる。


あ…そっか、
付き合ってんだっけ?








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