やっば…っ……。
なんか冷や汗かいてきた…。
「誰がバカなの?」
しかもこの
体勢なんだよー…。
なにげ、壁に押しつけられちゃってるし。
しかも『バカ』
ってふざけて
言っただけなのに。
なのになんでこんなに、あたしは怒られてんの…?
舜が怖すぎて
何も言い返せないけどさ…。
「…で?誰がバカだって?」
「誰だろ?」
「お前マジで
お仕置きすんぞ」
――…!!!!!?
「バカにバカって言われたくねえんだけど?」
「誰が…っ」
プニッ──
「はひ、ふんほほー?!
(なに、すんのよー?!)」
ほっぺを
人差し指で押された。
「バカはお前だろ」
「だからって!ほっぺ押さなくてもいいじゃんよ!!」
「…あ、認めた」
こいつ、
うっざー…っ…
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