あれから数分後―…
「「付き合うことになりました」」
予想通り洸太と島田は手を繋いで帰ってきた。
「やっぱ付き合うのかよ」
重いため息を吐き、
修夜は残念そうな顔をした。
「…なんでお前
"付き合うこと予想してた"
みてえな言い方してんの?」
あーあ…。
修夜、油断しすぎなんだよ。
「あー、だって…島田が洸太を好きなことも、洸太が島田を好きなことも知ってたし」
「――…は?
どーゆう、意味?」
まだ意味が
分かってない洸太。
「だから、2人が両思いって分かってたんだよ!」
「「……え?!」」
洸太と島田はもちろん驚いているため、目を見開いている。
「…俺と実紅ちゃんと舜の3人は
お前らが両思いって知ってたよ。
―――……なあ?」
実紅も俺も頷いた。
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