「告白―…?!
無理、無理、無理」


「人には告白しろうるせえくせに自分は出来ないって?」




洸太は
冷や汗をかいていた。



「告白ぐらい洸太なら余裕じゃねえかよ」

「勝手なこと言うな」

「ビビり」

「てめえ…」




ここで喧嘩
されてもな……


すごーーく困るんですけど。




「喧嘩すんなら外でやれ」



俺は夏休みの最後ぐらい
静かに過ごしてえってのに…。





「「喧嘩しません」」




――――………

正直なやつら。



「あのさー…

告白ってどーやんの?」

「―…知らね」

「え?!舜、告白したんじゃねえの?!」

「―…忘れた」



なんか流れで好きって言ったって感じだもんな……。


しかもお互いにだし。





「経験多い修夜に聞けよ」

「おい!!ちょっと待て!!俺はたしかに経験多いけど
俺は告白されるほうだから♪」













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