な、なんですか…
この手……は…。
しかも隣から
ものすっっごい強い視線が感じられるんですけど――…
「舜も面食いだったんだな」
「うるせー…。
ってか手、退かせ」
「はいはい…」
めんどくさそうに
あたしの肩から手を退かした。
しかし―…
「ん?なんで凛がエプロンなんかしてんの?」
「お手伝いした〜♪」
「……は?」
お兄さんは
驚きのあまりか、これでもかってぐらい目を大きく開いた。
っというか、驚きすぎだと思うんですけど…。
「実紅ちゃんもお手伝いしてくれたから凛もやってくれたのよ」
お母さんは凛ちゃんに"ね?"と問いかけた。
「うん♪」
「珍しい…」
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