実紅の顔に
自分の顔を近づけた。
俺と実紅の顔の差は
残りあと約3センチ。
あとちょっとでキス出来るぐらいの距離。
実紅の吐息が俺の首にかかり
俺の吐息が実紅の顔にかかっている。
おでこ同士をくっつけているため
口を前にだせば、
すぐにキス出来る状態。
「―…あのな?実紅」
「――…////」
実紅の顔は
真っ赤っか。
赤すぎだっつの。
「実紅を長く抱き締めてんと、俺も男なわけだから――…」
「////」
―…!!
もっと
赤くなってんし。
それより実紅は
俺が今から言いたいこと分かってんのか…?
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