「お前ら帰れ」


「「・・・」」




修夜と洸太を
キツく睨んだ。


すると修夜は冷や汗を流した。




でも洸太は
空気を読んでくれたのか…



「…修夜、帰ろうぜ」


「―…え?」


「俺らはお邪魔なの!!」





無理矢理
修夜に靴を持たせた。



「早く、履け」


「はいはい」




洸太は申し訳なそうな顔をした。



「今日はお邪魔して悪かったな?
今日は思いっきり
イチャイチャしてろ♪」


「いいから、さっさと帰れ」


「はいはーい」





実紅が泣きそうなんだって…。




ガチャン──



「はぁ〜…、やっと帰った」





隣では泣きそうな実紅が俺の腕を掴んでいた。












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