◇◆◇◆舜◇◆◇◆





実紅と付き合い始めてから1ヶ月が経った。



もう夏休みに突入している。





ミーンミンミンミーン──



「うるせぇ」


「まあまあ。
んなカリカリすんなって」


「ってか、何でお前らが俺の部屋に居んだよ」





俺の部屋に
何故かいる修夜と洸太




修夜はソファに横たわってアイスを頬張っている。



洸太は床に腰を下ろし胡座をかいてアイスを頬張っている。





しかも、そのアイス俺のだし。



勝手に食ってるし…。





「だって暇なんだよ」


「そう!暇なんだよ!」


「知らねえよ」




だって今日は…



「そんな冷たくすんなって…」


「そーだよ、友達だろ?」


「知らね」


「「ひでぇ!!」」




ピーンポーン──



「「「ん?」」」




三人の声が被さった。






「…着いたか」


「「着いた?」」




そう。今日は……













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