あれからずーっと
『告っちゃえ♪』
って言ってる洸太を黙らせて教室から逃げてきた。
「あいつ…しつこすぎ」
告る余裕なんかねえっつうの。
ただでさえ今さっき選挙が終わったばっかだっていうのによ…。
告白なんか出来るわけねえじゃんかよ――…
逃げ込んできた場所は
案の定、たまたまドアが開いていた理科室だった…。
――…それがまず
間違えだったのか―…
「――…あんッ…」
「…お前…ここ弱ぇのな…」
「―…あんッ…だめぇ…」
「あんッ……ああッ…
もっと…ぉ…………」
イヤらしい女の声が
聞こえてきた。
どっかの男と女が最中らしい。
ってか、んなとこで
やんじゃねえよ…。
…マジで気分悪くなった。
早くこんなとこ出よ…
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