「え?!じゃあさ、レディクラ候補の実紅と片山さんも行かない?」





このクラスの女子のリーダー的存在の【沙也加】
が提案してくれた。



なぜこの子だけ"ちゃん"付けじゃないかとゆーと
本人が"ちゃん"付けはキモイから止めてとゆーので止めた。






「あたしも、いいの?!」


「うん!!一緒に行こ」


「うん!」


「結果も今日
発表されんでしょ?」




たしか、
そーだった。



「結果はともあれ
カラオケで楽しもうよ!!」


「うん!」


「片山さんは…?」




「あたし行かないわ」





せっかく沙也加が誘ってくれてんのに――…




「…行かないなら行かないでいーけど。別に無理矢理行かせるつもり、これっぽっちもないし」



「じゃ、そーゆうことだから。
早く寮に帰ったら?」



「――…」





片山さんは

最後の最後まで
嫌味たっぷりだった。












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