「あたしだけに聞こえたって何でだろーね〜…?」
まだ
諦めてないあたし。
今日こそは舜に折れてもらわないと―――……
「霊感あんだよ、おまえ」
「(んだと〜〜??)」
(心の声↑↑↑)
喧嘩売ってんのか?
…こいつ。
まぁ。
適うわけないんだけど…。
「霊感なんかないんだけどな」
「――…
折れねえよ?」
「……へ?」
「俺…折れねえよ?
お前には俺を折れられねえ」
――…
舜のやつ―…っ
あたしのことバカにしやがって…
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「おはよう♪片山ですぅ♪どーぞ投票宜しくお願いします♪」
朝から片山さんは気合いが入ってるのか髪の毛を
くるっくるに巻いていた。
「気合い入ってるなー…」
あたしは聞こえないよう
に小さく言った。
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