「…お、おはよ」
「おぉ」
俺はソファに腰深く座った。
「…テレビでも見んか」
…と、思ってテレビのリモコンを取ろうとしたけど……
ない。 リモコンがない。
昨日どこに置いたっけかな…?
テーブルに置いた記憶しかねえんだけどな。
「…実紅リモコン知らねえ?」
実紅は首を傾げた。
…だよな。
知るわけねえよな。
「最後に使ったの舜じゃん」
「…なんだけど、リモコンねえんだよな」
「え〜…?なんでよ〜…?」
なんでよって―…
覚えてねえんだから
しょうがねえじゃん…
俺を攻められても困ります…。
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