「マジで?!」 嘘なんかつかねえっての… ってかおまえらに嘘ついたとしてもバレそうだけどさ。 「良かったじゃん♪実紅ちゃんのパートナーになれて♪」 洸太は自分のことのように嬉しく話していた。 「ほんと♪ほんと♪ ――…でもひとつ忘れてんぞ」 忘れてる……? なにをだ……? 「……片山だよ。片山」 ……片山? 「誰だっけ、それ」 「おいおい―…忘れんなよ。うちのクラスのもう一人のレディクラ候補じゃん……」 ……あ、 そーだっけ。 .