「舜――!!!」




洸太と修夜がなんかニヤニヤして近付いてきた。





「…なんだよ」




「なんだよじゃねえだろ?!実紅ちゃんと何してたの?」






なんでおまえらが
知ってんだよ………



「…べつに」





俺は朝買っておいた
パックのコーヒーを飲んだ。




「べつにって…なあ?」


お互い顔を見合わせている。

洸太と修夜。










「また無理矢理キスなんかしちゃったんじゃねえの?
……なんてな」




ブッッ!!―…


思わず口に含んでいたコーヒーを吹き出してしまった。







「――…えええ?!なに…?もしかして図星?!」




「―…ゲホッ…ゲホッ…」




「…舜、おまえはどんだけ欲求してんだよ」




「ほんとほんと…まあたしかに実紅ちゃんは可愛いから欲情するのも分かんなくはねえけど…」




「傷付けちゃだめだろ?」






…いや、傷つけてねえし
(たぶん…)












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