双子恋愛

「…へぇ」


「んぅぅ?…この人達だぁれ…?」

こんなうるさいのに…やっと起きたのか…。


空は目をこすりながら、不思議そうに僕を見つめる。


「…不思議な国の住人達」

彼らのことをそう空に紹介するとロリータ少年はクスクスと楽しそうに笑った。

「んだ。てめぇ…。俺様を侮辱してんのか?」

今にも殴りかかりそうな赤髪の少年。


「別にバカにはしてねぇけど」

短気な奴だ。


‥めんどくせぇ。