双子恋愛

「百歩譲って、もしそれが本当だとしたら警察は何故僕らをここに誘導したんだよ?」


「それはぁ、ここが異常者達の豚箱だからだよぉ?」

「…なんだよ…それ」


少年は僕の前にしゃがみこんで、僕の顔を覗き込みながらニヤリと笑った。


「つまりぃ、ここが僕らの死刑台なわけだよぉ?、もうここからは出られないのぉ」



出られない…?