双子恋愛

「ねえ、りく」

うっとりした眼差しを妖艶に細めながら空が僕の耳元で囁く。



ああ。
僅かに高いこの声が僕の欲をかき乱すんだ。



「…もっと愛して?」









ドサ…!

乱暴に空を押し倒して、僕は空を抱いた。