生徒会とメガネっ子

「やった♪じゃあ行きましょう!」

うれしそうに言って、綾は歩きだした。

「ちょっ…歩くの早いよ。綾ちゃん!」

洋仁が言うように、綾はかなり早いペースで歩いている。

「みなさん遅いですよ!ほら!行きましょう!!」

一番後ろで歩いていた慧市と健紫のところまで戻り、二人の手首をつかんで綾はまたさっきのペースで歩き出した。

しかし…

「あれー…?ここら辺だったはずなんだけどな…」

方向音痴の綾がたった一回で道のりを覚えられるはずもなく、目的のレストランが見つからない。

「綾、誰と一緒の時にそのレストラン見つけたんだよ?」

慧市が聞く。

「うーんと…あっ、瞭先輩に抱っこされてたときだった!」

「なっ…瞭先輩、そんなことしてたんですか!?」

梓が言うが、人のことは言えないんじゃないかと綾は心の中で思った。