「…じゃあストーリーは自分たちで考えちゃうか!なんか楽しそうだし。いいよね?」

「はい。そうしましょう!」

綾は自分でストーリーを考えることができると決まり、ワクワクしてきた。

「じゃあ今日はとりあえずここまでだな。おーい、今日はとりあえず終わるぞー」

終わりという単語に反応して、妄想中だった残りの四人は現実に戻ってきた。

「あ、もう終わりか。じゃ、俺帰るわ。」

「俺も帰る。」

そう言って瞭と洋仁の二人はさっさと帰って行った。

「じゃ、俺らも帰りますか。」

いよいよ、文化祭の準備が始まる。