「てか、あいつだれ?」 正輝が小声で聞く。 「高橋大樹君って言って、悠の幼なじみ。」 あえて、ウチに気があることはふせた。 「楯永サン。」 急に心臓がうるさくなりだす。 「先生?」 そう。なぜか後ろには、大門寺先生が。 「今日補習するって言いましたよね。今すぐ学校に来て下さい。」 先生の目は、はやく来い、って言ってる気がして。 「あ、はい。すいません。」 って先生に答えて、 「ごめーん!今日補習あったみたーーい!またねーー!」 補習なんてないはずだけど…