love adoration

「大ちゃんね、涼に一目ぼれしたらしいよ!!」

小声で、悠が言う。

「え、は?」

会ったことないけど…。

「今、はじめて見たとか思ったでしょ?隣のクラスだよ。あいつ。」

居た?そんな奴?

「んま良いけど。あいつピュアだから、あんま傷つけないでね~。」

って言って、奈保美としゃべりに行く悠。

「楯永サン。」

声がする。

「あ。はい。」

「趣味、とかある?」

高橋君がきく。

「うーん。テニスとかは好きだよ。ウチら全員テニス部だから。
高橋君は?」

「俺は、サッカー部だよ。」

すると、

「大ちゃん超上手いんだよ。中1のくせにレギュラーだもん。
小6の時には、地区選抜にも選ばれてるし」

サッカー音痴には何がすごくて、何がすごくないのか、あんまわかりませーん。

「悠だって、女子サッカー強いじゃん。地区選抜だって女子部で出てるし。
なんで、テニス部はいったの?
また一緒にサッカー出来るかな~?って期待してたのに。」

悠はスポーツ万能。
テニス部でも、中1の中では1位。

てか、1人、奈保美が孤独だから奈保美と話そ。