「センセ~!!補習ひっかかっちゃった。」
そしたら飛んでくる大好きな声。
「ったりめぇだろ。お前白紙だぞ。なにもわかんなかったのか?」
言葉は雑だけど、センセの笑顔だけで嬉しィ。
「失礼しま~す。」
蘭の声と同時にセンセの笑顔が消える。
(うわっ!かわいい)
素直にそう思った。
でも、メイクしてる。
「んじゃ、補習を始める。」
いつもの授業のセンセになる。
「せんせ~今日は、おごってくれないの?」
蘭を嫉妬させてみた。
案の定、顔を真っ赤にしてる。
「ん~。だめ~。」
あいまいな返事。