「おかえり、空」 あたしはとても小さな声で言った 「ただいま」 いつもと変わらない声 大好きな声だった 「待ってたよ ずーっと1年間も」 あたしが甘えても 「うん、ありがとう」 ほほ笑みかけてくれるのだった