車の中には私の好きないちごチョコが入っていた。



「ご機嫌とりッッ!!」



そういって笑う愁弥に申し訳なくて



『私、頑張るから!一人でもッッ!本当にごめんね。』



何度も、何度も謝ってしまった。



「いーの♪もう終わったことだし!…そうだ、パスタ食べに行くか♪」



『うん。』



私と愁弥が気に入っている生パスタのお店へ直行。



『バジルがいいなぁ…。』



「俺、アンチョビ♪」




今日のパスタはいつもより一段と美味しくて



笑顔がたくさんこぼれた。