キミに“すべて”をあげよう。




「そいえばさ。

姉貴なんで髪巻いてたの?
いっつも巻かないじゃん。」

「うーん。
今日ね、デートなんだ、クラスの人と。」


彩のチャリのスピードが緩んだ気がした


「....そっか。
彼氏?」

「うん。」



そう言うと彩は
うっすらと笑みを溢した。

「じゃあ、もう
俺のチャリの後ろは乗っちゃだめだな。」

「なんで!!
彩の後ろ楽なのにー!!」

「だって勘違い、」

....されるだろ?



姉弟に見えない私達。
でも私達には同じ血が流れてる。




「そっかぁ......。」