実は香菜というのも偽名

そしていくつもの嘘を
ついたままあたしは彼と
仲を深めていったんだ

学校の昼休み 放課後
ご飯食べ終わったあと
そしてお風呂も寝る前も
あたしは掲示板へ行っていた
そして彼と雑談していた

いつしかサブアドを交換し
その後に本アドを交換し
掲示板よりもメールの時間が
増えていった。

この時あたしは好きな人がいて
恋の相談にも乗ってもらっていた
くだらないメールも増えていった

そんなある日 君からのメール


―――――――


香菜 好きだ。