§プロローグ§







「僕をここに住ませて下さい!!」







それは突然の出来事だった。

大荷物を背負った1人の少年。

必死にあたしに頭を下げてくる。

初対面のあたしに、何を言ってるんだろう?

ここに・・・住ませろ・・・?

この人は一体・・・。







この日から始まったあたしと彼

――純也との

恋愛運動。

つまり=Love Motion








純也 「ちゃんとココにいろよ?」

菜花 「はあ!?」








とっても意地悪で。

生意気で。

強引で。

でも、ちょっと・・・優しくて。

あの日、純也はあたしに言った。









純也 「菜花を俺のものにしてあげるからね!」












いつからだったんだろう。

あたしはどこで

道を間違ったのか・・・。

きっとどこかで

純也を好きに―――・・・。