「ま、いつ飛ぼうが
千佳の勝手だけどさ」
と、全くもって
私を下に見る発言を辞さない真由子は
私の反論を待たず
後を続けた。
「千佳さ、真山くんのメールアドレスとか知りたくない?」
私は、ぐっと言葉を
詰まらせた。
そうなのだ。
私が、真山くんに接点を持ってるのは
あくまでも妄想の中だけであって
現実の『真山くん』に関しては何一つ情報を持たない。
サッカーに青春をかけてた位の事と
卒業後は県外に行く、くらいの事。
しかし、なぜ
真由子が『真山くんのメールアドレス』を入手できるのだろう。
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