いつかどこかで



 いつの日か

 あなたに好きな人がいる、って

 噂をきいた

 ただの噂だと信じていると

 私は自分の目で

 事実と確認してしまったんだ

 噂のあなたと

 噂のあの子

 ただ、羨ましくて

 ひとりで勝手に泣いていた