「きゃっ!」 急に聞こえた鳴き声と足に感じたふわふわした感触に驚いてキンは小さく悲鳴をあげた。 パッと振り返るとそこには見たことのない小さな生き物がいた。 ウサギのような長い耳、リスのような大きな尻尾、ハムスターみたいな丸い体と短い四本足。 全身に焦げ茶色の長い毛が生えていて、丸い黒い目をキンに向けていた。 「……かわいい」 愛くるしいその生き物にキンは目を輝かせた。 「名前は何て言うの?」 キンは人差し指で生き物の頭を撫でた。 生き物は「キュ?」と鳴いて首を傾げてキンを見上げる。