歩いて2時間くらいだろうか。
日も傾きはじめ、コロナが草原を赤く染めはじめた。
「キン、見えてきたぞ。」
レッジに言われて、遠くをみればキラキラと輝くもの――湖の水面だった。
キンは疲れていたが、湖を見ると疲れが吹っ飛んだ。
「わぁ…!!」
思わず走り出そうとしたキンをレッジは止める。
「?」
不思議に思ったキンはレッジを見上げた。
「闇の入口って言うのは言い伝えだが、用心していけよ。
剣、あるな?」
いつもとは違う厳しい表情のレッジ。
キンは腰にある剣に触れ、あることを確認すると力強く頷いた。
「じゃ、行くか。」
レッジは再び歩きだした。

