「俺をフるとはいい根性してると思わねー?」 宇佐美は笑っている。でもそれは本当の笑顔じゃない…背を向けててもそのくらい分かるよ… そしてしばらくあたし達は沈黙が続いた 花火がその沈黙を打ち消すかのように大きな音で打ち上がっていたように感じた この沈黙はあたし達の感情が交差していた。でもあたしはそれを口になんてしない、出来ないから…。 あたしから宇佐美に何も聞くなんて出来ないし、聞いても宇佐美に悲しい顔をさせてしまうだけ…そしてそれを見てあたしも悲しくなる…