「なんて硬さだ」
リュートは隙をついて剣を振り下ろすが、それは虚しく弾かれてしまう。激しく暴れ回るモンスターの口から散らばる酸の唾液にも注意しなければならず、攻撃は難航していた。
使うしか、無いのか? しびれる腕に手を添え、苦悶の表情を浮かべた。
一方、ベリルに襲いかかったキャノムは、その動きに警戒していた。攻撃に反撃するでもなく、向かってくる爪と牙を確実に避けている。
つかず離れず一定の距離を保ち、その瞳からは強い意志が見て取れ、怯むことなく眼前に立ち続ける。今まで感じた事のない恐れがキャノムに芽生えていた。
「リュート」
ティリスはリュートの背中から躊躇いを感じていた。
「大丈夫よ」
きっと、大丈夫。だから、ためらわないで。
リュートは隙をついて剣を振り下ろすが、それは虚しく弾かれてしまう。激しく暴れ回るモンスターの口から散らばる酸の唾液にも注意しなければならず、攻撃は難航していた。
使うしか、無いのか? しびれる腕に手を添え、苦悶の表情を浮かべた。
一方、ベリルに襲いかかったキャノムは、その動きに警戒していた。攻撃に反撃するでもなく、向かってくる爪と牙を確実に避けている。
つかず離れず一定の距離を保ち、その瞳からは強い意志が見て取れ、怯むことなく眼前に立ち続ける。今まで感じた事のない恐れがキャノムに芽生えていた。
「リュート」
ティリスはリュートの背中から躊躇いを感じていた。
「大丈夫よ」
きっと、大丈夫。だから、ためらわないで。



